利用者の声

 

現在SIN医療福祉サービスを利用されている皆様のお声を

ご紹介します。

 30代女性 Aさん

【通う前はどんな気持ちでしたか?】

うつ病になり会社を退職した後は月2の通院をしつつ半年間引きこもっていました。

その後は、ふさぎ込んだ一人暮らしの生活を送っていました。この時の対処法と言えば、辛かった記憶を無理に忘れ、時が経つのをただ待っているだけの状態でした。
身の回りの事が少しづつ出来るようになった頃でも、マイナス思考が止まらず自分との葛藤の日々を過ごしていました。ゆがんだ認知があり、対人恐怖も強くありました。

このままではいけないと分かっていながら、どうしたら良いか分からず、就職に踏み出す勇気もありませんでした。クリニックの先生に相談したところSIN医療福祉サービスを紹介してもらったのが入所にいたるきっかけです。


通い始めて何か変化はありましたか?

とても変化を感じています。
自分にとって楽になる考え方が出来るようになった事が大きかったです。今までは出来ていなかった自己理解と障害受容が出来たことが一番良かったです。

SIN医療福祉サービスは人間関係や自分自身を知るプログラムが多いです。
特性からか、自己分析が苦手だったのですが、様々なプログラムで少しづつ学んでいきました。大人になってから自己理解と障害受容をするうえで、自分自身と真っ向から向き合うのは難しく時間がかかりました。ですが学んできた時間は自分を成長させてくれました。

通所する前の自分とは180度考え方が変わったように感じます。
特に、仕事に対する考え方も変わりました。今考えれば、すぐ燃え尽きてしまうようなペース配分で無理をして働いていたことが不思議です。自分の特性を知ったことで、無理のないように長く安定して働くことが大切だということが分かりました。
今は就職活動中ですが、今度は自分らしく働いていけるような気がしています。

 20代女性 Kさん

【通う前はどんな気持ちでしたか?】

幼い頃から強迫性障害に悩まされ、これが病気だと知ったのは高校性になってからでした。
なんとか高校は卒業したものの、病気は良くなりませんでした。そんな中でも、周囲の状況に左右され、必死に「普通のレール」に戻ろうとしました。予備校に通ったり、大学に行ってみたりと、かなり焦りながら無理をしました。

しかしながら、社会に出ても精神的不調により上手くいかず、その後は双極性障害も併発しました。何をしても長続きせず、自分を責めるようになりました。私はもうこの社会に居場所が無いとさえ思うようになり、落ち込む日々が続きました。

そんな時、主治医の先生からSIN医療福祉サービスを紹介して頂き、入所に至りました。

【通い始めて何か変化はありましたか?】

自分自身と向き合う時間が圧倒的に増えました。
心理学のプログラムや、コミュニケーションに関するプログラムが豊富なため、たくさんの“気づき”を得ることが出来ました。

特に重要だと感じたのが、“等身大の自分”を受け入れるということです。
私には無理をして、自分を必要以上に良く見せようとする癖があります。
しかしながら、その必要はなく、ありのままの自分を大切にする重要性を学びました。
これは自分を楽に、そして生きやすくする、大きなヒントだと感じています。

このように、ここで学んだことを吸収した結果、以前よりも落ち込む時間が短くなり、心が安定する時も増えてきました。これは就職し長く働く上で、とても大切なことだと思います。

また、真っ直ぐに「これから自分はどうありたいか」を見つめることができるようになりました。昔の私は周りとの比較ばかりで、自分のことは全く見ていませんでした。だから「普通のレール」というあやふやなものに惑わされ、自分の生き方を見失っていたと思います。

就職活動を始める段階ですが、ここで学んだことを活かして、自分を見失わずに長く働くことができるのではないかと思っています。

 20代男性 Sさん

【通う前はどんな気持ちでしたか?】

SINに通所する前は、適切な体調や食事管理も上手くできず、体調を崩しがちでした。さらに、必要な外出以外は家に引きこもってしまい、人と接する機会が極端に減り、メンタル面でトラウマや負の感情がフラッシュバックし、心身ともに衰弱してしまいました。

しかし「このままではダメだという気持ち」や「人の役に立つ仕事をしたい気持ち」があり、それを主治医に相談したところ「働くにしても、人と接する機会を設けた方が良い」と主治医から言われ、就労移行支援事業所SIN医療福祉サービスへの通所を始めました。

 

【通い始めて何か変化はありましたか?】

SINに通所を始め、プログラムを中心に利用者さんやスタッフの方と接する機会が増えました。また、認知行動療法というプログラムを学ぶことで、メンタル面の不調が極端に減りました。体調面では毎日決まった時間に起床し、SINへ通所する様に体調を整えたので、心身ともに回復傾向にあります。 まだまだ、心身共に不調な部分もありますが、そういった不調もプログラムを通して、利用者さんやスタッフの方々と相談し、解決の糸口を探しています。

プログラムを受講した際に、自分一人では気づけなかった長所や短所を学ぶことができたので、今後の就職活動に活かしていきたいです。

 

 50代男性 Mさん

【通う前はどんな気持ちでしたか?】

引きこもりの期間が約20年と長かったので、SINへの通所も含めて、就労に向けての不安が非常に大きかったです。この年齢で就職できるかも不安が大きかったです。人の輪に入っていけるかの心配もありました。
引きこもっていた時期は、全く生きがいもなく、目的もないままダラダラと不規則に生活していました。

【通い始めて何か変化はありましたか?】

SINの場合は、本当にさまざまな幅広い層の利用者がいて、年齢による疎外感も感じませんでした。皆さんこころよく受け入れてくださって、引きこもりからの一歩としてはすごく安心して通い続けることができています。
職員から最初に「素直でいることが大切です」と言われて、それをそのままSINのプログラムの中でも実践し、「素直でいても息苦しさって感じないんだ」と思って安心して通所できています。